ハーモニカを動かせ。ハーモニカは疲れない。
こんにちは!
早速意味深なタイトルの件ですが、
これは先日、2016年3月24日に亡くなられ、世界中で大きなニュースとして報じられた、
オランダ出身の、サッカーの名選手であり名監督でもあった「ヨハン・クライフ」さんの名言、
「ボールを動かせ。ボールは疲れない。」
をもじってみました。
どういうことか言うと、
生徒さんの演奏を横で見ていると、穴移動の際にハーモニカを動かさず、
顔を動かして演奏している人が多いんですね。
もちろん多少は仕方ないのですが、腕や手が固定された状態で顔だけで穴を追っている人は改善しましょう!
顔だけを動かしていると、音から音へ大きな跳躍があった際に穴移動のスピードが追い付きません。
試しにやってもらうと分かりますが、顔という重たい物を動かすよりも、
手首という軽くて柔軟な部分を動かした方が絶対早くて正確です!
(ちなみに人間の頭部は体重の10%くらいになるそうです。そうすると大体5キロ以上くらいありますね。)
1つ隣の穴へ動くのに約1センチ、2つなら2センチ。
この移動をどれだけ速く、正確に、常に安定して行えるかが上手な人とそうでない人の、大きな違いの一つです。
この移動がアバウトな人は隣の間違った音が鳴ったり、2つの音が混ざって「ギャ!」と濁った音が鳴ったりします。
あと見栄えも手首でクイクイ動かしている方が格好良いです。大事です、見栄え。
なので、自分で軽く曲を吹いてみて、「あ、確かに。顔を動かしてしまっているな。」と気づいた方は、
なるべく顔は動かさず、ハーモニカを動かして演奏するようにしてみましょう!
それではそんな所にも注目しつつ映像を観て頂きたい、本日の曲ですが、
2016年、第7回CDショップ大賞で大賞を受賞したアルバム、『YELLOW DANCER』(2016年)
そのアルバムに収録されている「Week End」というレトロでディスコ的な曲です!
フジテレビ系「めざましどようび」のテーマソングにもなっています!
歌手は「星野源」さん。
元々は「SAKEROCK」というインストゥルメンタルバンドのリーダーで、
今は俳優としても大活躍されており、コラムニスト・エッセイストも兼ねるという非常に多才で、
今最も注目されているアーティストの一人です!
ちなみにこの曲、♯4つというクロマチックハーモニカの大敵の様なキーで、非常に演奏しづらいです。。。
が、曲としては格好良く、ノリノリで踊りだしたくなるようなリズミカルなフレーズが続き、
ややこしいキーを乗り越えると演奏していてめちゃくちゃ楽しい曲です!
それではどうぞ、星野源さんの「Week End」です!