いろんな【世界のクロマチックハーモニカ奏者】!
こんにちは!
レッスンで生徒さんとお話していて、
「”こういう奏法、やり方もあるよ”というのは伝えるけど、好みもあるし、
別に正解なんてないから、いろんな人の演奏を参考にしてね!」
という事をよくお伝えします。
そりゃあ、数ある楽器やハーモニカ教室の中から、
「徳永有生」をわざわざ選んで習いに来ていただいているのだから、
「僕ならこう吹く」というのをある程度しっかりお伝えはするべきなのですが、
「こうでないといけない」という押し付けにはならないように。
むしろ、僕の方が、
「〇〇(生徒)さんの音すごく良いですね!」
と驚かされて、考えさせられて、
「うーん、こういう吹き方してるからかなあ・・」
とこっちが参考にして勉強になることも。
いろんな吹き方や、
なんならハーモニカ以外のいろんな音楽を聴くこと、
それが何よりの勉強だと思います!
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というわけで今日は世界のクロマチックハーモニカ奏者と、
最近僕のハマっているアーティストなどをオススメします!
(とか言って書ききれないので、たぶん今後に続きます。シリーズになりますぞ。)
実は生徒さんの中でも、
僕以外の奏者をほとんど知らない人だったり、
ハーモニカが身近だから始めたけどプロとかそういうのは聴いたことがない、
という方も結構いらっしゃるので、原点に帰って。
偉そうに言いながら、
最近まで僕はあまりクロマチックハーモニカの音楽を聴いた事がなかったので、
「彼らの豆知識やエピソードなんぞ知らん、格好いい、聴くべし!」
しか言えないんですけどね。
いやあ、みんな上手だなあ。
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①トゥーツ・シールマンス
クロマチックハーモニカ界の神様です。
将棋で言う羽生さんとか、野球で言うイチローさんとか、
分からないですけど、
「まあそりゃ、あの人が一番で、異論はないよね。」
という、そういう存在の人。
あまりに世界中のプレイヤーから尊敬されているので、
この人に関しては僕よりよっぽど詳しい生徒さんも多くて。
なんも知らない僕が何か書くと、
本当に詳しいそれらファンの方々に総ツッコミを受けそうなので、
要らんことを書かないようにします。
にわかなのは良いが、知ったかぶりはいけない。
とまあ、
それくらいの地位に、鎮座ましまされていた方なのですが、
残念ながら2年前に94歳(?)で亡くなられてしまい。
下に貼るライブ映像はその少し前、90歳の時の記念ライブ。
ジャズとかハーモニカとか置いておいても、
漂う「音楽の匂い」が、すごくないですか。
天使に包まれるような優しい音色。
なのに逆説的に、殺気すら感じます。
錆びついてないぞ、と微笑む名刀の切っ先が耳元に。
90歳なんですよ。信じられますか。
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②スティービー・ワンダー
世間的な知名度で言えば、トゥーツ氏よりさらに上の、
盲目の超天才ミュージシャン、スティービー・ワンダーです。
もちろんこの方の場合、一番有名なのは歌なのですが、
様々な楽器の演奏も出来て、
その中でクロマチックハーモニカの演奏も超良いのです。
持ち前のグルーヴ、音色。世界。
これは何なんでしょうね。
普通にメロディーを吹かれただけでも「うひゃあ!」ってなります。
ちなみにトゥーツ氏とも共演しています。
サプライズでスティービー・ワンダーが出て来るのを知らなかったのか、
めっちゃ嬉しそうな、めっちゃ楽しそうなトゥーツさん。
超可愛いです。あと掛け合いがめっちゃ良い。
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③ウィリアム・ギャリソン
竹内結子さん主演、日本の有名なドラマ「星に願いを。」の主題歌が、
クロマチックハーモニカで演奏されていたという珍しい例。
「バルブを剥がしている」っぽい(?)鳴り方も要因ですが、
独特のブルースハープ的なきゅいーんという音が琴線に触れます。くすぐります。
映画「バクダッドカフェ」の挿入歌「Calling You」の演奏でも有名です。
「これらの曲を吹きたい!」とレッスンに来られる生徒さんも多く、
やはりクロマチックハーモニカが「みんなよく知るハーモニカ」として、
こういった「哀愁」を誰よりも表現できる楽器だと再確認します。
めっちゃ渋いですよね、心臓が鷲掴みにされます。
ドラマ観てないのに勝手に最終話まで想像して泣きそうでした。
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④マイク・ターク
「同じ楽器とは思えない」っぷりで最近僕がめっちゃハマっている方です。
なんやこの、全音域が嘘みたいに鳴り続けるパワフルさは、、、!
なんやこの、身体揺らされるファンキーなノリは、、、!
実は今日の記事を書くきっかけになったのも、
神様トゥーツ氏の演奏よりもこの人。このおじさんを推したかった。
なぜかというと、僕自身最初、
上記①~③のプレイヤーの演奏の凄さなんて全然分からなくて。
アドリブがどうのだって分からないし、難しいと簡単の演奏の違いも分からない。
それこそ今、
4年かけてようやくトゥーツ氏の演奏の凄みも、少しずつ理解出来てきたのですが、
マイク・ターク氏の演奏は「おおおお!すげえええ!」って分かりやすいのです。
たぶんクロマチックハーモニカを始める前の僕でも、普通に驚く音楽をしている。
知らない人に聴かせて「ハーモニカってそんな音鳴るんや!」と言わせる強さがある。
ウィリアム・ギャリソン氏の「哀愁」の話とはある種、逆。
徳永流派ともまた違うから新鮮。
ハンマーで殴りつづけられるかのようなフレージングと、フィジカル。
紳士然としたロマンスグレーの、シュッとしたナイスミドルやのに。
「でかい楽器にも負けるかあ!おら!おらあ!」みたいな。
ノックアウトです。アンビリーバブル。
なんで低音までこんなに悠々鳴るんや。くそー。
楽器の鳴らし方から基礎練習し直さないと、って反省しました。
ブログ、書いてる場合じゃない。ぞ。
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というわけで、やっぱり長くなったので、続きはまた近日中に!
練習&勉強しますー!
P.S.
ウチの父も格好良いよ!渋いよ!(シュッとはあんまりしてないけど!)