前回の続きで、「付点4分音符」について。(長いです)
こんにちは!
まずこのブログについてのお礼ですが、
最近大阪を遠く離れた、名古屋や東京など各地に行った際にも、
「ブログ、いつも見て勉強しています!」とお声をかけていただけます。
「すごく初心者の目線になっていて、他にこういう事を書いてくれているブログや本はない!」
などとお褒めいただきました。
全国各地の方や、他の教室の生徒様までこのブログを参考にしていただき、
非常に冥利に尽きております。尽き切っております。
書く話題は尽きません、楽しんで更新していきますのでよろしくお願い致します!
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そして、
先日8月21日の「第43回 徳永教室発表会」にお越しいただいた参加者の皆さま、
ご観覧に来ていただいた皆さま、
大変ありがとうございました!
自分の演奏も、珍しく失敗も(ほとんど)無く、
本来の実力から過不足ないモノは出ただろう、と満足しております。
今までは発表会となると緊張して緊張して緊張して、失敗して、
「うわーーーなんであんな所で間違えたんやーー、いつも吹けてるのにーーー」
と後悔で身もだえしながら帰路につくのですが、今回はそれも無く。
今年は大小色んな所でありがたくライブをさせていただいているので、
少しずつステージ慣れしてきたのではないかと思います。
改めまして、皆さまありがとうございました!
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では前回の続きの「付点4分音符」についてですが、
付点と言っても、「付点8分音符」や、休符の方にも「付点4分休符」など、いろいろあります。
が、
ここではひとまずシンプルに「付点4分音符」に絞って考えましょう!
文字通り「付点」とは、音符の端に小さな点が付いているコイツのことですが、
これは音楽的に言えば、
「4分音符+8分音符」の長さ、
となり、
例えば通常の4分の4拍子の曲などで言えば、
1拍半の間、音が伸びていることになります。
ウンヌンカンヌン。
などと教科書的なことを言われて、
「ふふん♪なるほど!やってみよう!お、出来た出来た!」
なんて方は、このページを読まないわけですよ。
そもそもですよ。
去年くらいまでの、楽譜と格闘していた僕からすれば、
「1拍ってどれくらい長いん?」
「4分の4拍子ってなに?意味あるん?」
ですよ。
というかむしろ今もそんな感じですよ。
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それこそ勉強中に、ありがたい音楽の理論書を読んでいて、
「導音とは、主音の半音下に存在する、旋律を主音へと導く音。長音階や和声的短音階、旋律的短音階上行系の第七音が導音にあたる。」
とか言われると、
「ぜんぜんわからん!もっと噛み砕いてフワっと言ってくれ!フワっと!」
と思いましたし、
かと言って、
「マイナーコードは悲しい感じで~、ドミナントセブンは不安定な感じだからトニックに落ち着きたくて~」
と噛み砕いて言われると、
「ぜんぜんわからん!もっと数字とか出して具体的に言ってくれ!フワっとしすぎやねん!」
と思っていました。
というかむしろ今もそう思っています。
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要するに「なんぼ言われても分からんもんは分からん」という感じだったのですが、
大事なのは複数の人の解釈・説明を参考にする事ですね。
AさんとBさんが全く同じ意味合いのことを言っていても、書いていても、
少し説明の噛み砕き方やニュアンスが違うだけで、
Aさんの説明はちんぷんかんぷんだったのに、
Bさんの説明だとすぐに理解できて、
「おお!なるほど!最初からそう言ってくれたら分かったのに!Aさんの説明も、今聞くと意味わかるわ!」
となることがあります。
いろんな人の解釈で、考え方ややり方を聞いてみましょう。
ビブラートのかけ方や、譜面の覚え方、とかそういう細かいコツとか何でもそうです!
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で、脱線しましたが、問題は「付点4分音符」ですね!
この音符が出てきたら、音を1拍半伸ばさないといけないわけです!「半」って所がややこしいです!
めちゃくちゃザックリテキトーに、
「1拍より長いんやろ?ええーいっ!」って感じで伸ばす人が多いのですが、
そういう方は大抵、音が2拍まで伸びています。
1拍半の音が1.6や1.4くらいにズレるなら良い(?)ですが、
2.0まできっかり伸びてしまっていたらそれはもうバッチリ変です。
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1拍半。
これをよく言う表現で言えば
「タ・ン・ア」
「タ・カ・タ」
等ですね! ここまで分かりますでしょうか。
「タン、タン、タン、タン」や、
① ② ③ ④
「タカ、タカ、タカ、タカ」と口ずさんで1小節の4拍を数えた場合、
「タン、タ」や「タカ、タ」までが音の伸びる場所ということです!
1拍と半分ですね。
「イチ、ニイ、サン、シイ」と足を踏んだり、頭の中で数えている方、
これで言えば、
「イチ、ニ」までが1拍半、付点4分音符の長さです!
「ニイ」の「イ」までは伸びない!という事を意識するのが一番分かりやすいのかなーと思います!
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最後にこれは参考までに、僕の感覚なのですが、
僕は「付点4分音符」を吹くとき、例えばミの音で言うと、
「ミー、イ」
と感じています。
つまり、
「イチ・ニイ・サン・シイ」と数えている内の、
「イチ・ニ(イ・サン・シイ)」までがミの音となり、
「ミー・イ(イ・サン・シイ)」と思っています!
応用してこれを今度は、2拍半伸ばしたい時であれば、
① ② ③ ④
「ミー・イー・イ(イ・シイ)」という感じです!
片仮名の部分はタンタンでもタカタカなんでも良いですよ!
というわけでひとまず以上としますが、伝わりましたでしょうか?
「なんか4分音符よりちょっと長いやつやろ?」という曖昧な吹き方ではなく、
この辺をきっちり感じ取る事によって、テンポやリズムのキープがしっかりしてきます。
是非参考にしてみて下さい!
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そしてそして、これをさらに言えば僕は吹く時、
「かけているビブラートの回数で拍を数えている」イメージでもやっていて、
そうすると足などでリズムを取らなくとも一石二鳥で、、、、、
と、説明を続けたいのですが。
長くなりすぎて、これ以上となるとイメージを文章にするのに、
文豪ばりの表現力が必要となりますので、
この先はどこかライブやレッスンでお会いした際にお尋ねください。(笑)
文章で表現することが難しいだけで、
惜しまずお伝えしますので、吹きまくり会や発表会などでもお気軽に話しかけてください!
お待ちしております!
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それでは今日の曲は僕が最近始めたInstagramにて、
フォロワーさんよりリクエストをいただきました、
サザンオールスターズの「真夏の果実」です!
先日のテラスモール湘南のライブでも演奏すれば良かったと思うくらい、
すごくクロマチックハーモニカの音色と馴染む感じがします。
ハーモニカと言えば公園や草原や海辺や、
そういった季節がかったロケーションで、「黄昏ながら吹く」イメージをお持ちの方も多いですが、
まさにそういう雰囲気ですね。切ないし、温かいです。
それでは、勉強中の方は、
どの音符が4分音符で、付点の音符で、休符で、
という所にも注目しつつ。
どうぞ良ければご覧ください、「真夏の果実」です!