【ダイナミクス】を考えて感動的な5分間を演出!
こんにちは!
先日は梅田Azulで少しですが演奏させていただき、大変貴重な経験をさせていただきました。
それも父 徳永延生とピアノ 多田恵美子さんのライブに飛び入り(?)だったのですが、
今月は正式に父と親子でライブをさせていただきます!
場所はお馴染みの、Live Spot Arrowです!
10月16日(日)
場所:兵庫県尼崎市武庫之荘1-21-2 (阪急武庫之荘駅より徒歩5分)
連絡先:06-4962-5664 (15:00~23:00)
時間: 開場12:00~ 1stステージ 13:15~14:00 2ndステージ 14:30~15:15 (入れ替え無し)
バックは豪華トリオで、
ピアノ 多田恵美子さん
ベース 佐々木研太さん
ドラム 中嶋俊夫さん
です!
ご予約がまだの方がいらっしゃいましたら、
僕か、父か、Live Spot Arrowの方までご連絡をお願い致します!
________________________
それでは今日のワンポイントアドバイス的なコーナーですが、
まず、日頃、僕が聴く側として、
色んな発表会や、いわゆる吹きまくり会的なところで皆さんの演奏を聴かせていただくと、
本当に上手な方が多くて驚きます。
音のミスの少なさなんて僕よりよっぽど少ないです!本当に!
1曲1曲をすごく譜面通りに正確に吹かれていますし、
よく舞台であんなに落ち着いて吹けるなあ、と感心しきりです。
ただ、そこまで吹ける方でもたまに、
もったいないなー!と感じるのが、
「音量のダイナミクス」です!
________________________
「ダイナミクス」とはすごく簡単に言えば、
「音量の変化」なのですが、
要するに、
「音を小さく吹く場面と、大きく吹く場面を、分ける」という事です!
歌を歌っている人を想像してもらうと分かりやすいですが、
最初を50くらいの音量で歌っているとすれば、
サビで音量が80くらいまで盛り上がってきますよね?
なんなら最後の大サビはさらに上げて100くらいになっているかもしれません。
ここの「盛り上がり」は歌手の人の声量だけではなく、
もちろんバックの演奏も盛り上がってきています。
バックが生バンドではなく、カラオケでの演奏だとしてもそうです。
カラオケもサビで音数が増えたり、音量が上がったりしているはずです!
なのにハーモニカを吹いている本人の演奏が、
間違わないように吹くのに精一杯で、
譜面を棒読みで通り過ぎていくかのように、
1曲丸々の5分間くらいを、ずーーーっと、
まーーーーーーっすぐな音量で進んで行ってしまうと、
少しもったいないです!
________________________
コツとしては、
「シンプルにサビは大きく吹く、逆算すると最初は少し小さめに出る」など、
全体を俯瞰した計算で、音量のダイナミクスを考える事です!
最初から全力でバーーン!と出てしまうと、その後それ以上大きく吹けないので。
あとはもっと細かく見て、
目立たせたいフレーズ、さらに言えば特に聴かせたい一音だけでも、
そこも大きく出します!パーーン!聴けえええーー!と!
1曲5分間を「音量の大小」で演出して魅せるだけでもかなり感情表現が豊かになりますし、
そこにいつも言っている、ベンドやビブラートを被せて、
さらに言えばリズムをあえてグッと溜めたり、ウワーンと伸ばしたり、
落ちついて一歩引くフレーズと、
感極まって前に出て全力で叫ぶフレーズなどを、
感情の緩急を使い分けて歌えるように吹いてみましょう!
とは言え、あまり頭で考えすぎてもまたギクシャクするので、
最初はこうして頭で考えて全体のダイナミクスを考える事をオススメしますが、
慣れてくればもう考えずにもテクニックが無意識に出るようになってきて、
最終的には感情をそのまま音に乗せていけるように!目指しましょう!
僕も目指します!!
________________________
ではそんな話をしたそばから、真逆(?)で申し訳ないのですが、
今日の曲は吹きながら、「あえて前に出すぎないよう、感情を抑えて吹くように」と、
珍しい形で意識して吹いた曲です!
曲のタイトルから言っても、実際の曲の雰囲気を聴いても、
すごく優しくて、不思議な浮遊感を持って、キラキラしていて、
夢を見せられているかのようなトローンとしたイメージの曲です。
この人は昔からずっとそんなアーティストイメージの方で、一貫しているので、
人としても個人的に大好きです。
(原曲動画↑)
この雰囲気を出すために、音量やビブラートは抑え気味に、
音の繋がりが優しくなるようにふんわりとしたベンドで滑らかに、
みたいなところを念頭に吹いてみました!
それではクロマチックハーモニカでCharaさんの「やさしい気持ち」です!
どうぞ!