のれんをくぐって「やってる?」みたいに【音の入り口】に優しく入っていくイメージ。
こんにちは!
先日の鶴見区役所 トワイライトコンサートにお越しいただいた皆様、
大変ありがとうございました!
おかげさまで沢山の方に聴きに来ていただき、
区役所の方々からも、
「今まで見た中でお客さんが一番多い」
「席を急遽増やした」
と仰っていただけ、夜からの演奏にも関わらず満員御礼となりました!
好評だったこともあり、
来年3月4日(土)、鶴見区役所開催のスプリングコンサートにも出演させていただきます。
詳細はまた追って告知させていただきますが、次回はホールです!
ぜひまたよろしくお願い致します!
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そして、来月のすぐ、12月3日には大正区の南恩加島公園で、初の試みである、
「なんおんキャンドルナイト」という素敵な催しが開かれるのですが、そこで、
幻想的なキャンドルの風景をバックに、クロマチックハーモニカ演奏をさせていただきます!
・日時 ⇒2016年12月3日(土) 1回目⇒18:00~18:30 2回目⇒19:00~19:30 ・会場 ⇒南恩加島公園 大阪府大阪市大正区南恩加島1丁目13 ・入場料 ⇒無料 ・予約 ⇒不要
・問い合わせ ⇒06-6555-2883(南恩加島集会所:平日10時から16時)
です!
夜っぽい、冬っぽい、曲ばっかり演奏する心づもりなので、
お近くの方は良ければ遊びに来てください!
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それではお礼と宣伝が長くなったのですが、
今日のワンポイントレッスンです。
まず初めに、今日のイメージ映像はこちらです。
そうです、「のれんをくぐる成人男性」のイラストですね。
「つまりそういう感じで吹けばOK!ではまた次回!」
と行きたいのですが、ちょっとだけ説明が足りないところもあるので、
一応もう少しだけ詳しく説明をいたします!
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以前も確か書かせていただきましたが、
僕が父に、「どうしたらそんな歌っている1音1音が出せるのだ」と聞いたとき、
父に言われたのが、
「極端な話、全部の音をベンド気味に吹いている」
との事でした。
これは今考えると実はそんなにややこしい話でもなく、(やるのは難しいですが)
慣れてくると無意識にそうなっているよという話だったのですが、
最初は上手く行かない、というか何を言っているのか分からない、
ていうかそんな器用にベンドが出来たら苦労しない、
という感じでした。
が、今生徒さんに教えさせてもらっていて、ベンド自体を上手にこなせる方は、
このニュアンスも割とすぐに理解していただけます。
「なるほど、前ベンドでふわっと音の前を持ち上げるからふわっと聴こえるんだな」と。
でも、これは正しく、ふわっと格好良く聴かせる1音に対してはそこを目立たせてそうするのですが、
実はさらに突き詰めた所の、
父の言っていた「全部の音」にかける、という意味の吹き方を実践できる人は中々いないです。
というか全部の音にあからさまな前ベンドをかけると、
むしろわざとらしくて、
あまり良い感じに仕上がらないのです。
父、ウソ教えた疑惑。
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ではなく!
これは僕なりにコツと構造を考えたところ、ベンドはベンドなのですが、
父の説明の通り、あくまで「ベンド気味」。
ベンドを明らかに下げて目立たせる一部の音は除き、
残りの「全部の音」に対しては、
「本当に極わずか、ほとんど分からない程度に優しくしか音程を下げない事」
と、
実はここで同じくらい大事なのが、
「同時に音量も、極わずか小さく、優しい所から音に入っていく」
ということです!
これはそうする事により、1音1音がふわっと優しく入れる、
つまりいつも口酸っぱく言われている、
「不要なタンギング」を消した吹き方が出来ている、
という事にも近づくのです!
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不要なタンギングが付いている時の当たりの強い音は、
ラグビー選手の体当たりのような、まっすぐドカーンドカーンと当たってくる音なのですが、
これがあまりよい感じではなく、
今回説明しているその音は、
音量も音程もどちらも下からふんわりと入ってくる感じ、
聴こえ方がしゅわっ、ふわっ、と優しく持ち上がってくる感じで、
これが、ここで再びご登場いただく、
馴染みの居酒屋かどこかに、
優しい笑顔で、「よっ!やってる?」と、
のれんをくぐって、
腰を下げた姿勢からふわっと入ってくる、
この成人男性なのです!
成人男性でなくても全然いいです!!
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お分かりいただけたでしょうか。
なんとなく忙しめの中、「あ、そろそろブログを書かなければ」という思いで、
勢いだけは伴った内容に仕上がったことを、
ここにお詫びいたします。
が!今日のUPする音楽は今回のテーマ、ポイントが非常に伝わりやすい吹き方の曲なので、
丁度よかったです!結果オーライ。
曲はスピッツで、「チェリー」です!
以前「春の歌」を吹かせていただいた(動画リンク:音声注意)事もありますが、
それよりももっと有名な彼らの代表曲です。
というより、僕と同じ20~30代くらいの世代では、
最も「誰でも聴いた事のある曲」の1つではないでしょうか。
「愛してる」の響きだけで 強くなれる気がしたよ
ささやかな喜びを つぶれるほど抱きしめて
ずるしても真面目にも 生きていける気がしたよ
いつかまたこの場所で 君と巡り会いたい
優しい歌詞とメロディーは男女ともに愛され、文化祭や卒業式などでもよく歌われました。
(↑原曲動画)
時折、グロー奏法であえて濁らせて吹いたりもしていますが、
基本はやはり「よっ!やってる?」の精神で、下から優しくふわっと音に入っています。
「よっ!やってる?」の精神・・・?
何を言っているか分からない方は、
徳永ハーモニカ教室にてお待ちしております!
それではどうぞ、スピッツの「チェリー」です!