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苦労をしてでも、【穴番号】を卒業すること。そしてその恩恵。


こんにちは!

昨日一昨日からは日本列島が最強寒波(めっちゃ強そうな名前)という事で、

大阪にまで雪が少しですが積もりました。

景色はすごくセンチメンタルな感じで綺麗なのですが、

雪慣れしていない人にとっては大変危険なので、

例年事故の起きる、通勤通学時のスリップや、地域によっては雪かきなどにお気を付け下さい。

それにしても今シーズンずっと、

「冬やと言うても寒くないし、そんなに大した事ないなー。これなら夏よりは楽やなー。」

と思ってた矢先に本気を見せつけられました、冬さんの。

調子に乗ってすいませんでした、冬も辛いです。

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というわけで今日は早速ですが、比較的初心者さんへのメッセージ、

なるべく【穴番号】を読むのを卒業したらイイことあるよ!

というお話です。

ちなみにクロマチックハーモニカの仕組みをご存じない方のために、

【穴番号】とは、クロマチックハーモニカのフリガナ・数字譜みたいなもので、

親切な楽譜には、音符の下にその数字が振ってくれています。

そしてハーモニカ本体に刻まれた数字を見ながらその番号を吹くと、

対応したドレミが鳴ってくれるという優れものです。

(僕は他の楽器を全く知らないのですが、他の世界にもそういうのがあるんですかね?)

で、その穴番号は楽譜を読めない方でも音楽を楽しめるという意味では大変便利で、

音楽未経験の人でも十分演奏する事が可能です。

体験レッスンなどでの質問で、

「楽譜を読めないのですが大丈夫でしょうか?」と聞かれますが、

「穴番号という物が振ってあるので大丈夫です!」

とお答えさせて頂いたりもしています。

その為、僕は生徒さんに無理強いはしていないのですが、

とは言えやっぱりそこからさらに格好良い演奏を目指していこうとされている人にとっては、

オタマジャクシを読む方が演奏としてメリットが多いのです。

「でもそんな今更、音符を読めるようになんてなられへんから・・・」と、

自信無く捉えてしまう方に朗報です。

僕も、ついこの前までそう思っていました!

僕は生まれてこの方、音楽・歌・楽器などの経験が無く、

24歳で初めて音符・楽譜という物と格闘して、

当時は、「一番下の線の上に書いてある音がミ」

の1つのヒントだけを頼りに、残りの音符も、

「えーと、この音符は・・・」と、

「ミの2個下!」や、「ミの4個上?」と、日が暮れる作業で数えている状態でした。

そこから2年半が経ち、たくさん勉強や練習をしたとは言え、未だに、

絶対音感が付いたワケでもなく、作曲が出来るほどの音楽理論を覚えたワケでもないです。

が、

楽譜を読むことは出来ています!

しかも割と早い段階でそうなりました!!

なので自信を持って、

「もう自分には今更遅い」感は、別にやってみたらそうでもなかったよ、

というのを僕自身で証明出来ますので、ご安心下さい!

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でもじゃあ一体、

「そうやって無理してまで音符・オタマジャクシを読めるようになるメリットとは?」というと、

穴番号を読んで吹く事との一番の違いは、

「リズム感の優れた、メリハリのある演奏になる」という事です!

何故かと言えば、穴番号では「休符」や「音符の長さ」という概念が表現出来ません。

その為、

音の高さだけを読み取って、あとの情報は模範演奏や原曲で聴いた耳の記憶を頼りに・・」

という吹き方になります。

それが完璧に出来ていればよいのですが、やはり無機質の穴番号(数字)の並びを見ると、

どうしても絵的なイメージからか、大なり小なり、

平坦な棒読み風な音になってしまいがちなのです。

これをオタマジャクシの音譜を読んでいれば、

そこからは音の長さや休符がしっかりと読みとれる上に、

何より難しいことは抜きに、視覚的にパッと見て、

(イメージとしては↑)

こういう感じに、パッと見た感じで、

次の音符は長いのか短いのか、高いの低いのか、一目で分かりやすく、

「ああ、この辺のフレーズは他と比べて盛り上がってるんだなあ」

「この音は結構伸ばす感じで、次のフレーズは細かくなっているなあ」

などなど、

抑揚もメリハリもある感情的な情報が目から伝わってきて、

それが演奏にも表現として伝わっていきます。

なので、可能な方はぜひ、穴番号の部分を塗りつぶしてみるなどして、

オタマジャクシを見ながらの演奏をしてみて下さい!

それが、抑揚もメリハリもある、感情的で格好良い演奏への第一歩です!

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余談ですが、

各方面から「読みづらい」と最初は言われる、徳永父の手書き楽譜ですが、(僕も言ってました)

実は手書きの楽譜の方が、そういった抑揚の情報が、人肌の温度感で伝わってくるのか、

慣れてくると確実に、印刷された綺麗な楽譜よりも読みやすいです。

これは我が父を庇っている訳ではなく、本当に。(笑)

さらに言えば、スタジオ仕事や各地のライブ・コンサートについて回らせていただいていますが、

そこで周りからいただいた手書き楽譜と比べると、

父の楽譜ほど読みやすく書かれたものはこれまでありませんでした。

これは慣れとかそういう問題でなく、世の中の手書き楽譜のラフさと言ったらもう、

スタジオミュージシャンなどは達人の集まりなので対応出来るのでしょうが、

書いた本人でも読めないだろうレベルの各種省略っぷりで、僕にはとても読解不能です。

興味のある人はインターネットで、「手書き 楽譜」などと検索(ここをクリックでも飛びます)してみて下さい。

時折、「なんかもう逆にすごいな」ってレベルの物に出会えます。

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それでは今日の1曲は、中高生くらいの若者に大人気のバンド。

それでいてきゃりー〇みゅぱみゅさんとお付き合いされたりという事で、

ちょっとネットでは叩かれたりしておられつつも、いろいろ話題のバンド。

SEKAI NO OWARIの「DRAGON NIGHT」です!

僕は大学生時代、最初の2年間で単位を取り切ってしまって、

もうあとは音楽鑑賞くらいしかする事がなかったので、

毎日CD屋さんに行き、世に溢れる玉石混淆のマイナーバンドを漁っては、

「おお、これは周りの誰も知らないのに、めっちゃ良い。」

という宝探し的な発掘作業をしていました。

そこで見つかったバンドの一つが、SEKAI NO OWARIです。(当時はバンド名の表記が違いました。)

そうして見つかったバンドが、後でじわじわ売れてくると、

「俺は売れる前から知ってた」的なドヤ顔を振りまいていたのですが、

この人達に限っては、好きとは言え、

正直ここまで爆発的に売れると思ってはいなかったので、

結構こっちが驚いています。

が、それでも、

「俺は売れる前から知ってた」的なドヤ顔はしっかりと振りまいています。

そして演奏までしてみました。

世の中の大人からは、彼らの子供っぽい歌詞や振る舞いが叩かれ気味ですが、

僕としては曲が格好良ければ何でもよいので、無問題です。だってすごくメロディアスな良い曲です。

それではどうぞ、SEKAI NO OWARIの「DRAGON NIGHT」です!

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