【グロー奏法】の唸り声を無くして、綺麗にブルージーに鳴らす方法!
こんにちは!
まずは先日、3月4日(土)に鶴見区民センターのホールで行われた、
TSURUMIスプリングコンサートにお越し頂いた沢山のお客様の方々、
そして温かい共演者、同じく温かいスタッフの方々、
本当にありがとうございました!
地元という事もあり、生徒さんや友人も多く来ていただいて、ホールも満員御礼という事で
とても楽しく演奏させていただきました!
周りの出演者の方が全員、歌の人たちだったこともあり、
僕のみが楽器だけで、それもハーモニカ1本で、
という異色の演奏に、皆さん驚いていただけました!
クロマチックハーモニカという楽器の可能性を、少しでも鶴見区の方にお届け出来ていれば嬉しいです!
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では、さっそく今日の1ポイントレッスンですが、
クロマチックハーモニカには「グロー奏法」という物があります。
これは少しお腹に力を入れて、
喉を犬の唸り声のように「ウウウウウ」と振動させ、
わざとブルージーにバリバリと音を割って鳴らすテクニックです!
僕も曲によっては多用します。
個人的にすごく格好良いと思っていて、
ぜひ生徒さん達にも使用して欲しいのですが、皆さんなかなか難しくて。
なんとかバリバリと音が割れてきても、
今度は、「ウウウウウ」という唸り声の方が大きく聴こえてしまう、
というのが課題になる方が多いです。
そこで!
そんな方に僕がお伝えしているグロー奏法の裏ワザは、
「英語のVの発音」を意識するという方法です!
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【グロー奏法=「ウウウウウ」と唸る】
というのは間違っていないのですが、このイメージが強すぎると、
前述の通り、唸り声の方が大きく聴こえてしまいます。
特に慣れない方は、力まかせに思いっきり唸ってしまいがちです。
僕のイメージとしては、
その「お腹から発するウウウウという唸り声」は、
グロー奏法の仕組みの半分、程度です。
そして、残りの半分が、今回のテクニックの肝。
それは、
「お腹から伝ってきた振動が口まで上がり、唇が英語のV(ヴイ)の揺れ方をする」
というテクニックです!
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英語で「V=ヴイ」を発音する時というのは、
上の歯を唇に添え、唇を軽く合わせて、振動で「ヴ」という音を発しますよね。
(ここをあまり掘り下げると、僕の英検準2級止まりの英語力がバレるので、サッと逃げます。)
唸り声の観点からだけ見ると、例えば「ウウウ」だけでも、
もしくは「Bの方のブ」等でも、お腹が振動するのは同じなのですが、
唇の破裂音である「ブ」よりも、唇の摩擦音である「ヴ」の方がより一層、
振動の強さや、「一番最後の出口である唇が揺れている」事を意識しやすいです。
さらに、この時にお腹を意識してもらうと、
「ヴ」の方が、無意識にお腹も少し力が入っている事に気づくと思います。
つまりこうして出口の発音の所に意識を送ると、同時に根元の腹式呼吸が連動してくれるという事です!
僕はこれに自力で気づいた時、
「もしやこれ、お国の為に、なんか言語学的な所の、学会的な所に発表した方がよいのでは・・・」
と、動揺しました。
大変な重荷を背負ってしまったと。
と思って調べましたが、
思いっきりすでに皆知ってました。
僕の心配は杞憂に終わりました。
お国、無事なようです。
何よりです。
そして、話は戻って、
この「V=ヴ」の発音を、連続して空気を吹き込みながら発する事が出来ない方も多いのですが、
これはあるモノマネで解決します!
そのモノマネとは、「携帯電話のバイブレーション」です!
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普段、携帯電話をマナーモードにしておく方は多いと思います。
僕なんて年中無休でマナーモードなので、常に着信音は鳴らず、振動のみです。
このマナーモードの時に、机の上などに携帯電話を置いていて、
そこに誰かから電話がかかってくると、
「ヴウウウ、ヴウウウ、ヴウウウ、ヴウ....」
という振動音が鳴りますよね?
これです!!!!
これを人間がマネしようとすると、唇を「V=ヴイ」の発音で連続させ、
軽くお腹に力を入れて、
「ヴウウウ、ヴウウウ」という、空気と声を同時に発しています。(たぶん)
このイメージで、あまり唸り声の方には力を入れず、音量も力まず、
唇の振動に頼って、やさしく音を割りながら鳴らしてみましょう!
・・・・・・・・・・・!!!
どうでしょう、唸り声を隠しながら綺麗にグロー奏法が出来たのではないでしょうか。
この文章だけで、グロー奏法という言葉にしづらい奏法が伝わったのであれば、
僕のブログもよく頑張った方だと思います。
ただ、まだ良く分からず、
「ええー、私はこれでは出来なかったよ!」という方は、
ぜひ「徳永ハーモニカ教室」までお越しください!
ご連絡はこちら!
Mail: u.harmonica@gmail.com
いつも通り、宣伝でした!!
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では、今日の曲はちょうどグロー奏法をふんだんに使った曲で、、、
と行きたくて聴き直してみたら、
あんまり使ってなかったです、すみません・・・・。
あ。でも、
グロー奏法の代わりに「トラララララアア」って聴こえるのはフラッター奏法というやつです。
これについてはまた、いつかやりましょう!
というわけで、曲は杏里さんで、同タイトルのテレビアニメのテーマソング、
「Cat's Eye(キャッツ・アイ)」です!
余談ですが、Wikipediaによると、
僕としては、これ超格好良い曲なのですが、
杏里さんは、この曲を歌えと、事務所から歌詞を渡された時に、
「なぜ私がこんな曲を歌わされないといけないの」という悔しさで何度も泣いたそうです。
プロとしてのプライドを感じるエピソードでもありますし、
これだけ後世に残った曲となった今となっては、
「結果的に嫌でも歌っててよかったねえ」という、
「人生、何がどうなるか分かりませんなあ」というエピソードでもありますね!
では、そんな杏里さんの、「Cat's Eye(キャッツ・アイ)」です、どうぞ!