3度奏法は出来るけど、【3度】ってそもそもなんぞや。
こんにちは!
ついに明日、5月20日(土)は大阪心斎橋の老舗楽器店、
「国際楽器社」さんの4階ホールにて、
HOHNERハーモニカ取扱い記念!
父 徳永延生と、僕 徳永有生で親子ライブです!
詳細は下記をご覧ください!!
__________________________
徳永延生&有生 クロマチックハーモニカコンサート in 国際楽器社
・日時
⇒2017年5月20日(土)
開場:14:00 開演:14:30
・会場
⇒国際楽器社 4Fホール
大阪市 中央区 心斎橋筋 1-5-28
・入場料
⇒2,160円(前売) 2,700円(当日)
・予約
⇒必要(06-6252-0222 国際楽器社)
・詳細
⇒大阪の老舗楽器店、国際楽器社さんがHOHNERハーモニカの取り扱いを記念して、徳永延生&有生の親子がコンサートをさせていただきます!
・問い合わせ
⇒06-6252-0222(国際楽器社)
__________________________
当日券もございますので、
ぜひまだ予約されていない皆さんも、良ければお越しください!
__________________________
それでは、本日の1ポイントレッスンですが、
今日はクロマチックハーモニカでよく使う「3度奏法」についてです!
クロマチックハーモニカで3度奏法とは、
「5番穴のド」と「6番穴のミ」を同時に吹いたり、
「④レバーのド」と「⑤レバーのミ♭」を同時に吸ったり、
隣の音をついでに鳴らしてしまう、わりと簡単な奏法です!
でも、3度奏法の「3度」とは一体何なのでしょう?
「隣の穴の音を鳴らしてるんやから、数字で言うにしても1か2くらいちゃうんか?」
という感じの人はいませんか?僕はそうでした。
3ってなんや、君どこから来たんや、名を名乗れ、と。
__________________________
というわけで今日は、度数の話をしましょう。
当たり前にご存知の方はスルーして読み流してくださいね!
そもそも音楽の度数や音程(音と音との距離の数え方)には「ゼロ」がありません。
例えば「ド」から「ミ」の移動距離を数える時には「2度」ではなく、
「ド」本人も入れて「3度」と数えます。
ん?なんとなくこれって変ですよね。
よくある会話で例えるとしたら、
A「なあなあ!りんご何個持ってる?俺は1個やで!」
B「わたしは3個やで!」
A「うおお!す、すげえ!ほんならその差は2つやなあ!」
って普通は数えますよね、数字って。
でも音楽の音程では違います。
「ド→レ→ミ」の音程は「3度」の差なのです。
つまり「ド」から「ド」の「移動しない」ことすら「0度」ではなく、
そこからすでに「1度」と数えているのです。
これは歴史上、
インドの(おそらくめっちゃ賢い)人が見つけた「ゼロという数学の概念」よりも、
「音楽のドレミ」の方が先に生まれていたこと、が原因で起きているようです。
豆知識ですが、壮大ですよね、話が。
ややこしいから文句を言いたいのに、
あまりにもスケールが大きいです。豆あらため地球規模ですわ。地球規模知識。
で、長くなりましたが、3度奏法とはつまり、
「ドとミ」「レとファ」など3度違いの音を同時に鳴らす奏法のことを言います!
あ、あと、根本的にですが、
「なぜ3度を選ぶか」と言うと、「3度違いは綺麗にハモるから」です!
__________________________
と、今日はこの豆知識がメインでしたが最後に、
3度奏法のコツはたった2つ。
①「口をいつもより少しだけ左に開くこと」
②「音量をいつもの半分のつもりで吹くこと」
です!
1つ目はまあ当たり前ですね、2つの穴を同時に鳴らすので。
そして基本的に「3度下」にハモらせるので、左です!
でもこの時に音量のバランスが大事です。
自分の3度奏法が「なんか綺麗に響かないなあ」と思う方は、
どちらかに音量が偏った状態で鳴ってしまっています。
しっかりと左右の穴を均等に鳴らしましょう!
そして2つ目が、より大事なのですが、
3度奏法は要するにいつもの倍の音量が鳴ります、2つ分なので。
そうすると譜面の中で3度奏法で吹いた時だけ非常に大きな音が鳴ってしまう、
するとなんだか演奏がやかましいので、
「3度奏法で鳴らす時は、音量を半分(くらいの気持ち)で鳴らすこと!」
を心がけましょう!
ちなみに3度奏法はいつでも使えるわけでは無く、キーやコードによって、
響きとして「綺麗にハモる所」と「ハモらない所」があるので、
それもまたいつか書けたらいいなと思います!
__________________________
というわけで!それでは本日の曲です!
実は先日、
高校時代の同級生で、今もとても仲良くしている友人が、
その時からずーーーーっと12年程も交際してきた、これまた同級生の女性と、
ついに結婚式を挙げるという、
最大級にハッピーな出来事がありました。
いろんな結婚式に参加させていただいてきましたが、
僕自身も双方をよく知っている同級生同士かつ、
12年間という歴史を近くで見てきたお二人の式は、
やはりすごく感慨深いものがありました。
友人代表としてご指名頂き、
余興の演奏をさせていただいたのですが、
僕としてもめちゃくちゃ楽しく、思い出に残る演奏となったので、
今日はその曲をあらためて録りました!
Bruno Marsの「Marry You」です!
(↑原曲和訳動画)
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)は、
21世紀を牽引するポップスターとして、
また、故・マイケルジャクソンの後継者として、
大活躍を続ける天才シンガー。
そんな彼の小細工一切なし、直球ど真ん中のラブソングです。
あ、ちなみにブルーノ・マーズは、
マイケル・ジャクソンの物真似がめっちゃ上手くて、
向こうのバラエティ番組で話題(←動画リンク)になったこともありますね。
元ネタの歌手を知らなくとも、なんかもうすごいと分かる物真似メドレー。
なんかもう実際とてもすごいのでぜひご覧あれ。
余談でした。
上の動画を観ても分かる様に、天才的に歌って踊れるだけじゃなく、
何より「本人がめっちゃ楽しそう」というのが彼の魅力かと思いますが、
今日はその辺もクロマチックハーモニカで表現出来ればと思います。
それではBruno Marsで、「Marry You」です!どうぞ!