先生、【ノータンギング】とか言われましても!
こんにちは!
今夏より生徒様を急募しております「神戸三宮教室」、
お問い合わせや、他教室から移動の方なども含めまして、
少しずつですが希望者が増えてきました!誠にありがとうございます!
あ、レンタル教室Yu-Raさんも見学に行って参りましたが、
とてもアットホームかつ綺麗な所で、何より駅からとても近く、
時間なども柔軟にご対応いただけそうで、
なにもかもが素晴らしい場所でした!
というわけで引き続き、
皆さんとその周りの方からのご応募・ご連絡をお待ちしております!
(もちろん自宅レッスンを始め、西宮北口・和泉中央教室でもお待ちしております!)
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◆クロマチックハーモニカ完全個人レッスン ~神戸三宮教室~◆
曜日:毎月 第2・4 金曜日
時間:14時~15時、15時~16時、16~17時の3枠募集
場所:神戸三宮レンタルスペースYu-Ra
〒651-0086 兵庫県神戸市中央区磯上通8-1-29 2階・3階
料金:月1回5500円、月2回10000円
その他:初心者・未経験の方、大歓迎です!ペアレッスン、ミニグループレッスンも可能です!なんでもお気軽にご質問ください!
お問い合わせ:080-1452-0210 or u.harmonica@gmail.com (徳永有生)
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では、本日のブログのワンポイントレッスンは、
「ノータンギングとか言われましても!」についてです!
と言いますのも、
僕がレッスンでよく言う台詞、TOP10に確実に入るのが、
「そこの細かいフレーズ、ノータンギングで!」
です。
これでもかという程、連呼しております。
しかしこの台詞の難しい所が、
単純に音を間違えたことへの指摘だったり、
ベンドやビブラートのレクチャーだったり、とは違って、
生徒さんの反応が芳しくないんですね。
「え?ノータンギングとか言われましても・・・」
という、腑に落ちていない反応が返ってきます。
この気持ちは僕も痛いほど良く分かります。
なので今日は少しだけ詳しく解説いたします。
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僕がクロマチックハーモニカを練習し始めた初期、
父の前で何か吹いていて、細かいフレーズになると決まって、
「そこタンギング入ってる!ノータンギングで吹いて!」
といつも言われました。
それに対して、
「いやタンギングなんかしてへん!」と言っても、
「いや、それが入ってるねん!無意識にウッと区切ってしまうねん!」
と教えられました。
こう言われても、すぐ直るものでもなかったですし、
何より、
(いや、タンギングなんかしてへん)って引き続き思ってました。
この感情を今、僕の生徒さんは味わっておられるのだなあ、と。
だってタンギングなんかしてないですもんね。僕もしてなかったですもん。
でも、ある程度出来るようになってきた今やっと分かります。
「(ああ、確かにタンギング)してるわ」と。
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これは無意識に入るもので、
そもそも本人がタンギングなどしているつもりがないので、
中々直りにくいのです。が、美しく歌うような演奏には改善必須です。
不要なタンギングが出てしまう分かりやすい例として、
①「速くて細かいフレーズである」
②「細かい吹きと吸いの切り替えがある」
③「レバー操作がある」
という特徴があります。
まず①「速くて細かいフレーズである」は感覚的に分かりやすいですね。
皆さんが曲の中で、
「ここが一番難しいんです」というのは常に細かくて速いフレーズですが、
そういう所は間違わずに吹けたとしても不要なタンギングが入り、
ギクシャクと滑らかに聴こえさせられなくなっています。
しかしこの原因は突き詰めると、結局②と③に収束します!
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②「細かい吹きと吸いの切り替えがある」
吹きと吸いを切り替える、というシンプルな動作が高速で行えず、
ここに引っ掛かりが出来てしまい、それが結果的にタンギングになる事があります。
「吹く」と「吸う」だけだからこそ甘く見られがちですが、
例えば「ドレドレ/ドレドレ/・・・」という吹き吸いの切り替えを、
1拍に4音(ドレドレ)を鳴らす速さ(16分音符)で、
メトロノームをかけて、
テンポ80くらいから、100、120、150と上げて行ってみましょう!
どんどん吹き吸いの往復が間に合わなくなってきて、
リズムがずれて引っ掛かってしまいます。
これが、最近僕が生徒さんによくお伝えする練習方法です!
テンポを上げても余裕が出てきた方は、
ここに「穴移動」の要素を足して、
「ミレミレ/ミレミレ/・・・」という一段階上のレベルで特訓してみましょう!
どちらも想像以上に難しいですよ!
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そして最後に③「レバー操作がある」は、
上の練習をさらに応用させると分かりやすいです。
メトロノームをまた60でかけてみて、
「ミレ♯ミレ♯/ミレ♯ミレ♯/・・・」
という風に、先ほどのミレミレのレを「レ♯」に変えてみて下さい。
これだともうテンポ60でも難しく、
100とかで延々とミスをせず吹ける人は素晴らしいです。
代わりにブログを書いて欲しいくらいなので、ご一報ください。
要するにこの「レバー操作が難しい、ズレる、苦手」だからこそ、
そこに躊躇いが入って、その躊躇いがタンギングとなってしまうんですね。
なので、克服するにはレバー操作を上手になるしかありません!
どんなフレーズが来ようともレバー操作をズレさせないテクニックがあれば、
そこに滑らかさが生まれ、ノータンギングになってきます。
同じく吹きと吸いの切り替えの速さの方も、特訓の結果、
その限界速度が速くなってくると、
普段の演奏がみるみるノータンギングになってきます。
いつも言うコツとしての、
「力を入れない、喉を開いたままで」というのもノータンギングには大事ですが、
この試練に関しては上記の様な、ある意味、
体育会系な特訓で解決する部分がありますので、
そういうストイックな練習が嫌いじゃない人は、ぜひ取り組んでみて下さい!
(しかも割と即日すぐに効果があります。)
「私はそういう汗臭いのじゃなく、美人薄命的な、可憐なセンスで勝負するわよ」
という人がいれば、それはそれで良いと思います。これは本当に。
いつでも僕は大前提として「好きなように吹けばいい」がモットーです。
音楽なんてものは趣味嗜好の分野であって、正解は無いので、
「キミぃ!そのギクシャクした演奏がいいねえ!」
と言ってくれる人もいるかもしれません。
でもどうやらそういう聴き方をしてくれる人も少なそうですし、
「どうやったらなめらかに吹けるんですか?」
とご質問をいただく事が多いので、
今日は「ノータンギング」の仕組みを解剖してみました!
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それでは今日の曲ですが、
お笑い芸人でありながら、
最近は絵本作家や、数々のクリエイティブな活動をされている、
キングコング西野亮廣さんの「STAY MY LOVE」という曲です!
(↑原曲動画)
なんとこちら、パインアメの宣伝を公式に依頼され、
「ステマだと思われてしまわないように、逆に堂々とステマを宣言して、
曲を作ったそのMVの中にパインアメを登場させてやる!」
との意気込みで作られた、企画モノの1曲なのです。
僕は西野さんのこういう「タフな捻くれ者」の姿勢と、顔が大好きです。男前です。
(ステルスマーケティング=消費者に宣伝と気づかれない形で広報を行う事。)
しかし!それだけじゃなく!
この西野さん、芸人でありながら、大ヒット絵本作家、そして男前。
なのにも関わらず、これが歌声までめっちゃ格好良かったのです。
技術的に上手いというわけではありませんが、
サッチモ(ルイ・アームストロング)を彷彿とさせるしゃがれた低音ボイス、
これがシンプルな曲調と相まって、なんとも素晴らしい。
正直、一回目に聴いた時にはそこまででも無かったのですが、
気付いたら、リピートし、口ずさみ、そして曲を演奏させてもらうまでに至りました!
この中毒性、まさにステルスマーケティング。
パインアメも1キロで買ってしまう始末。おそるべし・・・。
と言っても、社交辞令じゃなく僕は以前よりパインアメを愛しているので、
大容量、パインアメ1キロ袋の購入も実は2度目。
パイン㈱様、いつもお世話になっております。
演奏としては、これでもかというほどグローとサブトーンを利用して、
吹きでも、吸いでも、なんとかして音を掠れさせて、
「西野さんの歌声に近づける!」を目指して吹きました。
もうハーモニカによる声真似です。
それでは西野亮廣さんの「STAY MY LOVE」です!よろしくお願い致します!