【ハーモニカが壊れてる】と思ったらまず確認して欲しいこと!
こんにちは!
先日、8月27日(日)は兵庫県Live Spot Arrowにて、
第45回の徳永ハーモニカ教室発表会でした!
ご見学の方を含めて、150名ほどの超満員で、
お馴染みの大ベテランの方から、初出場の方まで、
皆さん本当に素晴らしい演奏をされていて、
プロ顔負けとはまさにこの事でした。
演奏動画も近日中にアップされますので、またぜひご覧ください!
本当に凄いです。
僕なんてハーモニカしかしていないのに、
皆さん、お仕事や主婦業の間でハーモニカを練習して、
どうしてあんなに上手なんでしょう。
レッスンして欲しい。
ちなみに僕自身5回目?の出演をさせていただきましたが、
やはり教室の発表会なので、
僕がハーモニカを始めた瞬間からご存知の方が多く、
ライブには無い、独特な緊張を今回も楽しみました!
少なからずの成長を毎度見せねばと、気負います。
そして、
ハーモニカを始めていよいよ三年が経った事になり、
「2014年夏に突然脱サラして、
三年間ハーモニカをやってみて、
どうにも成らなかったらサラリーマンに戻る」
という約束のモラトリアム期間の、結果発表でしたが、
皆さんのおかげで、
ひとまず、戻らなくて良さそうです。
よ、良かった。
一応全部置いといたネクタイとか捨てよう。
これからもどうぞよろしくお願い致します!
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では、今回のワンポイントレッスンですが、
【ハーモニカが壊れてる】と思ったらまず確認して欲しいこと
についてです!
ちなみにこれは、
ハーモニカを始めてまだ間もない方への記事です!
(最近の内容が難しいとのお声をいただきましたので、、、)
まず、
僕はハーモニカの修理もさせていただいていますが、
「先生、これ、ハーモニカがちゃんと鳴らないんです」
とレッスン中などで言われた時、
それがまだ習って間もない方の場合、
90パーセントくらいは、
貸してもらって僕が吹くと鳴ります。
なんとなく申し訳ない気分に。
そしてまた同じく、
「先生、この辺が鳴らないんです」
と言われる内の、
90パーセントくらいの「この辺」は、
1番、2番の吸い音、つまり、
低音のレかファ辺りです!
これはある程度ハーモニカを習われた方には、
「あるある」
といった感じなのですが、
「ハーモニカなんか誰が吹いても鳴る」
と気楽に考えて始められた方の、
大半が最初に躓くのが、
低音域の吸い音なのです!
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というか、別に舐められている訳でなくとも、
ハーモニカって普通に吹けば鳴りそうですもんね。
サックスとかトランペットなんかは、
「綺麗な音を鳴らすまで」
の練習ですらもうすでに大変だそうです。
クロマチックハーモニカは、
別にそこまででもありません。
ほとんどの音が、練習するとひとまず割とすぐに鳴ります。
でも!
「音が隣と混ざる」と「低音が鳴らない」の、
この2点だけは、ある程度の特訓が必要なのです!
むしろ僕も甘く見ていたので、
ハーモニカを始めた当初、
2階の自室で、必死に練習をしている時に、
なんぼやっても鳴らない低音域に何度も諦めて、
1階にいる父を目指して、
階段をダダダっと駆けおりて行き、
「おとん、これ絶対ハーモニカ壊れてるわ」
「鳴らへんもん」
と270回くらいは苦情を言いに行きました。
だって鳴らへんねんもん。
そして、父に手渡した途端に鳴り出すレやファ。
嘘やろお前、裏切ったんか・・。
不服のまま、2階の自室にダダダッと戻ってきて自分で吹いたら、
また、ウンともスンとも鳴らない、レやファ。
そしてまた階段を駆け下りて、父に吹いてもらうと鳴る。
「・・さては気圧の関係か?」
って思いましたね。
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「おとん、それは多分あれやで」
「このハーモニカは壊れてるけど」
「おとんは上手いから、それでも鳴らせてるねん」
「こう、なんとかこう、シュッと技術で上手いこと鳴らすけど」
「それはおとんの技術に助けられてるのであって」
「ハーモニカ自体は壊れてるわ」
「鳴らへんもん」
「ちゃう?」
これも320回くらい熱弁しました。
でも吹けるようになった今、分かります。
ちゃうかったです。
今は全く同じやり取りを生徒さんとしています。
頻繁に。
だからめっちゃ気持ちが分かります!
入会していただいて間もない生徒さんが、
「先生あのね、練習してたらね、低音域のこの辺がぜんぜん鳴らへんのですけど、ハーモニカがおかしいと思うんです。修理に出した方がいいですか?」
と殆どの方がもれなく仰るので、最近では慣れて、
「先生あの」
の辺りでもう、
「あ、低音域ですよね。お気持ちめっちゃ分かります。」
って食い気味に返事ができます。
だって僕なんか3ヶ月くらい一向に鳴りませんでしたもんね。
まともな低音。
3年で立派にならないと再就職という約束だったのに、
そこに3か月も取られましたよ。時間。
というわけで皆さんご安心下さいね。
練習したら鳴るようになるので!
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というわけで、低音域の吸い音に関して、
「さては自分の吸い方が悪いのか?」
「それともやっぱりハーモニカが初期不良なのか?」
を初心者の方が確かめるのに、最も良い方法は、
「片手で鼻を摘んで、吸ってみる」
です!
これで95パーセントくらいの方は、
「うわ、ほんまや、鳴りますわ、、、」
と解決されます。
そこから根本的な練習方法はいろいろですし、
またこれからも詳しく書きたいですが、
基本的に僕はレッスンで、
「鼻を摘んで吸った時のその吸い方を、
手を離しても、再現できるように!」
とお伝えしています。
それは低音域の吸い音は、
「鼻から空気を吸わないこと」
「喉を広く開いて吸うこと」
この2点が最も大切だからです。
あとは、舌を少しだけ前に置いたり、
小さな音から慣れていくことだったり、
ロングトーンでそろーっと伸ばす練習だったり、
色々をレッスンではお伝えします。
が、最も大切な事は鼻を摘んで吸ってみること。
摘まずにこれを再現する時、僕のイメージでは、
水中にボチャンと潜った感覚です。
鼻から水が入ってこないように、
ウッと息を止めているイメージで吸うと、
綺麗に鳴ります。
鳴らないですか?
練習あるのみです。
というわけで今日の大切なメッセージは、
「ハーモニカが壊れてるかと思った原因が、
低音域の吸い音の鳴りづらさであれば、
鼻を摘んで吸ってみて、綺麗に鳴るかを確かめる」
という事でした!
それでもやっぱり鳴らない場合は、
ハーモニカが本当におかしい可能性があるので、
修理依頼はぜひ徳永有生まで!
ご連絡はこちら!(u.harmonica@gmail.com)
そして、
「鼻を摘んだら確かに鳴るけど、手を離したら鳴らない、くそーーー。」
という方はしっかりレッスンが必要なので、
そんな時はぜひ徳永有生まで!
ご連絡はこちら!(u.harmonica@gmail.com)
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はい、というわけで最後に今日の曲です。
この曲は僕の好きな日本の昭和歌謡×ジャズバンド、
EGO-WRAPPIN'の、「色彩のブルース」です!
(↑原曲動画)
僕の世代のポップスとかを、普段は好まない父も、
「格好良い曲やなあ」
とお気に召されたようでした。
ジャズのテイストを、
日本の昭和歌謡の世界観に混ぜて、
独特の路線を、マイペースに長く走っておられる、
とても格好良いバンドです。
ちなみに、2年近く前にアップした、
ちなみに僕はこういう過去の自分の演奏動画、
それが数ヶ月以上前の物なると、
もう怖くて聴けません。
下手さに赤面して悶え苦しむからです。
というか正確には、
「今ならもっとこうするのに・・・!!」
ってなってしまって悔しいのです。
「くちばしにチェリー」みたいな格好良い曲なら、
何よりも、今なら自分でアドリブをしたいですね。
今日の演奏すらも、
数ヶ月後に聴き直した時に、
「なんやこの拙い演奏は、、、」
と思えるほどに成長していけるよう、
まだまだ精進します!
それではEGO-WRAPPIN'の「色彩のブルース」です!
よろしくお願いいたします!