小さい【ッ】のイメージを、そして歯切れを、強く!
こんにちは! 先日10月9日(月・祝)の鶴見区青少年カーニバルにお越しいただいた方、
鶴見区役所の皆さま、本当にありがとうございました!
当日の鶴見緑地・花博記念公園には、それはもう、
「鶴見区ってこんなに人いたんやな」と驚くほど沢山の人で、
「家の近くの公園でちょっと吹いてさっと帰るだけ」な気持ちで来ていたので、
そのギャップに緊張してスタートしましたが、
とても楽しく演奏させていただきました!(炎天下で汗だく)
最近は「鶴見区のマスコットキャラクター」を目指しております。
応援よろしくお願い致します。
______________________ それでは今日のワンポイントレッスンですが、 「リズミカルなノリの良い曲」 「格好良くて歯切れの良いリズムのフレーズ」 こういうのが難しくて吹きこなせない方は居ませんか? 今日はその「ノリ」や「歯切れ」を大切にしようという話です! ______________________
(初心者の方のために、ごくごく観念的なシンプルな話がしたいので、
「シンコペーション」だとかそういう音楽用語は断固使わないで説明します。)
伸びて聴かせるメロディーの、歌謡曲や演歌で育った世代の方々は特にですが、
ポップスやジャズに頻出するリズムである、 「ダダッダッダッダ」 「ダッタダ、ダッタダ」 みたいなフレーズが苦手な生徒さんが多いです。ダダッ。
これらの原因は、
「8分音符と16分音符の吹き分けが出来ていない」
「裏拍で自信を持って音符が鳴らせない」 だとかなんだとか、詳しくごもっともな解説をしたり、
そもそも練習も必要だと思うのですが、
今はもっとざっくばらんに表現しますよ、せーの。
【小さい「ッ」が吹けない】
これです。 ______________________
例えば先ほどの、 「ダダッダッダッダ」のフレーズが出てきたとしても、
間違い方にもざっくり2つあります。
リズムがそもそも総合的に取れず、 「ダー・・ダダッ・・ダンダン!!」みたいになってしまって、 もうそれは全然違う譜割りやで、てんやわんやというパターン。
こうなる時は、ちょっとしっかりとリズムトレーニングをしましょう。
ご連絡はこちら⇒(u.harmonica@gmail.com 徳永有生) とまあ、そしてもう1つに、惜しい感じの方。
トータルで間違ってはいないけども、 「ダダッダッダッダ」なフレーズを 「ダダーダーダーダア」という風に、 なんかこうダラーンと吹いてしまう人が居ます。 書きすぎて「ダ」がゲシュタルト崩壊してきました。シャバダバ。 ______________________
でもレッスンの経験則的に、
これらのどちらの人に対しても、 伝えると割と解決する方法として、
「小さい「ッ」の感じで吹いて!!」
というアドバイスを僕はよくしています。
「複雑っぽい見た目に騙されない!」 「ややこしく考えない!」 「シンプルに!ドレッミッファッソ!」 「ドレ、までは短くて、」 「レッミッファッソに小さい「ッ」を入れる感じで!」 「ピョンピョン跳ねて行く感じで!」 「そう!出来た!いえーい!」 という感じのレッスンをよくしています。楽しそうです。
「模範演奏を耳で覚えてしまえるタイプの人」は苦労しないのですが、
(それはそれで別のところで苦労されますが・・) 「音符を複雑に読もうとしてしまう人」は苦労しますね。 こういったシンコペーションは。
あ、言うてもうた。
シンコペーション。
______________________
そしてクロマチックハーモニカの生徒さんの中では、
顕著に一番リズムに苦労するというか、かなり難しいのが、 「穴番号を読んで演奏している人」です。 こればっかりは当然で、 いつも言うように穴番号にはリズムの概念が無いです。 なので、それを見ながら吹いている人はどうしても棒読みで、 ダダッダッダッダ! などという歯切れの格好良いリズムが吹き切れません。 「模範演奏をよく聴いて、穴番号ではなく音符を読む」ようにしていくのが、 一番リズムに強くなる方法ではないでしょうか。 そして、いざ難しいシンコペーション(言うてもうた)などが出てくれば、 「えーっとこの音が16分音符で、16分休符があって、
その後ここがタイで繋がってるから、えーっと」
なんて事はひとまず考えずに、 「ダダッダッダッダ!」 などと小さい【ッ】のイメージを持って吹くようにしましょう! というか、
細かい譜面を正確に吹くけど消極的、よりも、 「ダラーンとしない!バシッと吹く!」 という感情と勢いの方がよっぽど大切だと思うので、 恐る恐るなぞるような棒読み演奏ではなく、 恐れず、果敢に、リズミカルな、 ダダッダッダッダな演奏を目指していきましょう! ______________________ それでは今日の曲もライブ演奏ですが、(すみません、おかげさまで多忙です) そんなダダッダッダッダなノリの所も注目しつつ、 冒頭に書きました「鶴見区青少年カーニバル」でのゲスト演奏、
そちらで久しぶりに吹いた「千本桜」(初音ミク)をどうぞ!
10月なのに真夏日に近いくらいの猛暑、直射日光の真昼間で、
お客さんやスタッフさんに心配されるくらいの汗だくです。
汗が目に入って見えず、ほとんど譜面の意味を成していない、
結果、勢いのある演奏となりました。
では初音ミク(黒うさP)の「千本桜」をクロマチックハーモニカで、
どうぞよろしくお願い致します!